首都圏の大学生主体の異世代交流プロジェクトです! 「子どもたちのお兄ちゃんお姉ちゃん」を目指して400人の大学生が奮闘中💨 東日本大震災以来9年間交流を続け、今では交流地域拡大中です!
いつも一般社団法人ことばおよび僕らの夏休みProjectを応援いただきありがとうございます。
一般社団法人ことば理事(僕らの夏休みProjectファウンダー)の佐藤 シュンスケです。
9年前の僕はどんなことを考えていたんだろう。
大学の卒業を待つ最中、突然の激しい揺れが襲い、慌てて外に飛び出した。
部屋に戻りニュースをかじりついて見ていると、テレビには部屋のベランダから見える光景と同じ映像が飛び込んできた。
千葉県市原市の石油化学コンビナートの大爆発だ。
これはただ事じゃない。日本はどうなってしまうんだろう。
とてつもない不安と焦りが襲ったのを今でも鮮明に覚えている。
当時の仲間たちと集まり、僕らにも何かできることはないかと話し合った。
例えば、古着を集めて送ろう。街頭募金をしてお金を送ろう等、他にもいろんなアイディアがでましたがどれもしっくりこなかった。
本当に僕らがやるべきことなのだろうか。
美術学生だった僕は就職活動をするわけでもなく、自由な道を進もうとしているところだった。周りには時間に余裕がある大学生がたくさんいた。
幼少期を母一人子一人という母子家庭で育った僕はどこか寂しさを感じていた。
友達の家に遊びに行けばお母さんがおやつを作ってくれる。
近所で遊んでいると夕方には家族が迎えに来てくれる。
お兄ちゃんお姉ちゃんと喧嘩ができる。
当時の僕にはどれもなかった。
津波で両親や兄弟を失った子はどんな寂しい思いをしているんだろう。どこかわかる気がした。
もしそんな子たちがいるんだとしたら寄り添ってあげたい。楽しみだった夏休みが辛い思い出にならないように、人生で1番の夏休みになるように。
そんな想いから走り始めたこのプロジェクトも今年の夏で10回目を迎えます。
東京から来た「よそ者」の若造が子どものためにと企画書を持って説得に言っても誰も聞く耳をもつわけがありません。
「俺たちは普通の生活すらできないのに」と何度もお叱りをうけました。
東京では「絶対に成功なんてしない」と非難をあびました。
それでも僕たちは「最低でも10年は続けます」と訴え続け、唯一受け入れてくれたのが岩手県宮古市の小さな小学校の校長先生でした。
そんなことを言いながらも10年後の未来なんて全く想像できませんでした。
でも、そんな未来がもう目の前までやってきました。
一緒に夢を語れる仲間もたくさん増え、想いに共感してくれた卒業生もたくさん社会に羽ばたいて行きました。
僕らの本当の戦いはこれからなんだと思います。
僕らの夏休みProjectは一般社団法人ことばという母体を手に入れ、東北だけではない、小学生だけではない、子ども・若者たちの将来を豊かにしていく活動を展開しようと考えています。
始めた当初から話していた、僕らを求める世界中の子どもたちのもとへ行ける活動を目指して。
「10年では終わらない、100年続く活動を目指して。」
これからが本当の”僕らの”夏休みProjectとなっていくんだと信じています。
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