【特別企画リーダーの想いvol.14】

こんにちは！筑波大学支部2年のとびはるです。今年度、筑波Bグループの特別企画リーダーとして、磯鶏小学校との特別企画に関わらせていただくことになりました。

　私が特別企画リーダーになろうと思ったのは、昨年の夏企画で先輩に言われた言葉がきっかけです。去年の夏企画、私は初めて訪れた岩手という土地や、これから出会う小学生への期待と不安で胸がいっぱいでした。いざ、小学校に足を踏み入れると、たくさんの小学生が元気いっぱいに私たちを迎えてくれました。初めての交流はとても緊張しましたが、楽しく夢中で子どもたちと交流しました。

　しかし、ふと周りを見ると、そこにはレクリエーションの片づけやゴミ拾いなどを黙々と行っている先輩の姿がありました。自分が楽しむことよりも子どもたちの安全に気を配り、夏企画をスムーズに進行するためのサポートに徹している先輩の姿を見て、自分のことに精一杯で、周りを見ることができていなかった自分がとても恥ずかしく感じました。その日、先輩にそのことを謝ると、先輩からこんな言葉をもらいました。

『とびはるはただ楽しめばええよ。俺は去年自分が楽しませてもらった分、今年は新メンバーや先輩、子どもたちが目一杯楽しめる夏企画にしたいだけやけん。』

　先輩も、自分が1年生だった一昨年の夏企画は、難しいことは考えずに目一杯子どもたちと遊ぶことができたこと、そしてそれは当時の２年生がさまざまな準備や気配りをしてくれたおかげなのだと私に話してくれました。自分がもらったものを次の世代に返す。僕夏が作り出すサイクルにはこんな形のものもあるのだと思いました。そして私も、このサイクルの中でバトンを手渡されたように感じました。

『私も来年、子どもたちもメンバーも輝かせられるような夏企画をつくりたい！』

この時、そんな想いが私の胸に込み上げました。これが、私が初めて特別企画リーダーという役割を意識した瞬間です。

　そんな夏企画から早1年。正直、今年の夏も磯鶏小学校のみんなと会えると思っていました。しかし、新型コロナウイルスの影響で子どもたちと直接交流することは自粛する運びとなりました。でも、僕夏の活動はこのような時だからこそ意味を持つと思います。物理的な距離は離れていたとしても、心は変わらずにつながっているということを、岩手の子どもたちに伝えたい。今年の夏休みはいつもと少し形を変えてしまったけれど、毎年恒例の『僕夏』を通して夏休みをもっと楽しく、充実したものにしてほしい。こうした願いを込めて、交流テーマは「つながる~僕らと描く特別な時間~」という言葉を選びました。

　今年の磯鶏小学校との交流では新たなチャレンジをします。今まで磯鶏小学校とは筑波大学支部（Bチーム）と都市大支部の2支部で交流を行ってきました。しかし今年から新たに青学支部が仲間に加わり、3支部が合同で磯鶏小学校との交流を行うことになりました。そこで、新たな試みとして、3支部のメンバーが4つのグループに分かれて一つのレクリエーションを企画する「合同レクリエーション」を作りました。今回はその中から「人生ゲーム」というレクリエーションを紹介します。このレクリエーションはすごろく形式のボードゲームで、小学校入学からスタートします。「中学校で楽しみなことは？」「高校生になったらしたいことは？」といったQ&Aマスや、自分のなりたい職業を体験できる「職業カード」など、子どもたちが楽しみながら自分の将来を考えられるようにいろいろな工夫やアイデアをつめこみました。ほかにも、メンバーが工夫を凝らしたたくさんのレクリエーションで、今年も子どもたちとの交流を楽しみたいと思います！

　3支部のメンバーと協力しながら、「チーム磯鶏小」として子どもたちに最高の夏休みを届けられるように頑張ります！

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